お宮参りの内祝いのマナーは？選ぶときのポイントも解説

そもそもお宮参りとは、新しく生まれた赤ちゃんを、神社やお寺などの墓地を巡って祖先の方々に初めてお願いする儀式のことです。かつては医療の発達が不十分だったので、赤ちゃんが生まれても亡くなることも少なくはありませんでした。

当時の人々は、赤ちゃんの健康や長寿を願い、神社でお祈りを始めたことが始まりです。基本的には、お宮参りに内祝いは不要です。しかし、お宮参りは近しい身内だけで参加することが多いため、ご祝義をもらう慣習もありません。

別途、初穂料や食事会の参加費用の一部は、両家の親族に負担してもらうケースはあります。ただし、地域によってはお宮参りの慣習が異なる場合があるので、事前に確認しましょう。

お宮参りの内祝いのマナー

お宮参りの内祝いは基本的に不要ですが、最低限の内祝いのマナーを知っておくといいでしょう。お宮参りの内祝いのマナーについて解説します。

水引は紅白蝶結びを選ぶ

お宮参りの内祝いで紅白蝶結びの水引を選ぶ理由は、伝統的な文化や信仰に基づくものです。紅白蝶は、長寿・幸福・健康・繁栄を象徴するものとされており、蝶が結び目を作っていることから新しい家族の一結を表しています。

また、水引は、良い出会いや健康・長寿を願い、不祥事や災いを防ぐとされています。そのため、内祝いには紅白蝶結びの水引がよく選ばれます。

「のし」がついた掛け紙を用意する

お宮参りに限らず、内祝いで「のし」がついた掛け紙を用意する理由は、お宮参りの挨拶をする際に、内祝いとして贈る品物の内容を明確に伝えるためです。「のし」は、内祝いの贈り主の名前や贈り物の名称、数量などを記載する紙です。「のし」を用意することで、内祝いの目的や意味が明確になり、同時に敬意を表すこともできます。

内祝いにお礼状を添える

内祝いにお礼状を添える理由は、贈り主の敬意を表すことと、内祝いを受け取った方への感謝の意を伝えることが主な目的です。 お礼状には、内祝いを贈った理由や心からの感謝の意を記載することができます。

また、内祝いを受け取った人は、このお礼状を保存することで、思い出として持つこともできます。内祝いにお礼状を添えることは、両者間のコミュニケーションを深めることや、内祝いの贈り物の意味合いをより強くすることができます。

相手に気を遣わせない相場の内祝いを用意する

相手に気を遣わせない相場の内祝いを用意することで、相手にとっての負担を軽減することも目的となります。もし、内祝いを贈る場合は、相手からもらったお祝いの金額の半額～3分の1程度が適切です。明らかに高価な品物だと相手が委縮してしまう可能性があり、気を遣わせてしまうため、安価すぎず、高価すぎないものを選びましょう。

お宮参りの内祝いの事例

お宮参りの内祝いの事例を紹介します。

食事会に招待する

お宮参りの内祝いでは、両家の親族を食事会に招待する事例があります。食事会は必ずしも必要ではないため、無理して開くことはありません。個室のあるお店であれば、周りに気を遣わずに食事を楽しめるでしょう。

両家の関係を深めたり、赤ちゃんとの触れ合いを楽しむ機会になるので、お宮参りの後に行くケースが多いようです。親族の都合や食品アレルギーを事前に聞いておくと、スムーズに食事会を開けます。

お宮参りの写真とお礼状を贈る

お宮参りで撮影した写真とお礼状を贈ると、思い出として赤ちゃんが成長した後に見返しができるため、内祝いとして人気です。お宮参りに参加できなかった親族からお祝いをもらった場合におすすめの内祝いです。

写真を渡すかどうかは、相手の希望や文化、習慣によって異なるので、前もって確認しておきましょう。

お宮参りの内祝いを選ぶときのポイント

お宮参りの内祝いを贈る際に、何を贈るのかで悩む人も多いでしょう。基本的な選び方を知っていれば、失敗することは少ないはず。お宮参りの内祝いを選ぶときのポイントを解説します。

迷ったら消え物を選ぶ

お宮参りの内祝いに消え物を選ぶ理由としては、相手の新しい生活に合った物を選ぶことができるということがあります。また、消え物は使い終わった後に不要な物として捨てることができるため、家具や家電などの使い方に困らないというメリットもあります。さらに、相手の気分やタイプに合わせて選べるため、悩んだときの選択肢におすすめです。

日持ちするものを選ぶ

内祝いに日持ちするお菓子などの食品がおすすめの理由は、長期間お祝いの記念に残せるためです。日持ちする物は友人や家族と一緒に分け合って楽しむこともできます。お菓子やお米などの食品を贈る場合は、相手の生活状況を把握してから好みに合わせて選びましょう。

良いお日柄を選んで贈る

良いお日柄を選んで内祝いを贈ることは、感謝の気持ちを伝えやすくなります。文化や地域によって意味や伝統が異なりますが、特に良い日に生まれたことや結婚式・お宮参りなどの記念日に合わせて内祝いを贈る際には、良いお日柄の日に合わせることが一般的です。また、相手が喜んで使用することができる物を選ぶことも大切です。

お宮参りの内祝いには肉ギフトがおすすめ

生まれた赤ちゃんの成長を願うお宮参りは、一生に一度の行事です。赤ちゃんのためにお祝いしてもらった人には、肉ギフトがおすすめです。肉ギフトは老若男女問わず好きな人が多く、家族にとって普段の食事に活用できます。

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